デジタルマーケティング支援会社の選び方|おすすめ10選も紹介
リードジェネレーション、MA活用/ナーチャリングをはじめとしたBtoBマーケティングに関するご相談はSells upに
業種や企業規模を問わず、これまで約80社を支援してきたSells upが、貴社が描くゴール/成果に向けたBtoBマーケティングを支援いたします。まずは、貴社の目標/理想の状態やリードジェネレーション/ナーチャリングに関するお悩みをお気軽にお知らせください。
デジタルマーケティングは、現代のビジネスにおいて欠かせません。しかし、効果的な施策を展開するためには、専門的なスキルやノウハウが求められるため、多くの企業がデジタルマーケティング支援会社を利用しています。
ここでは、デジタルマーケティング支援会社を選ぶ際のポイントや、おすすめの10社を紹介します。支援会社の分類や、デジタルマーケティングの主な手法など、基本的な知識もわかりやすく解説しますので、ぜひご参考にしてください。
デジタルマーケティング支援会社の選び方
デジタルマーケティング支援会社を選ぶ際には、押さえておくべき重要なポイントがあります。自社に最適なパートナーを見つけるために、以下の点を確認しましょう。
自社の目的に合っているか確認する
まずは、自社が支援会社に依頼したいことを整理します。デジタルマーケティングは、自社ホームページの運用、Web広告、コンテンツマーケティング、SNS運用など多岐にわたります。支援会社が得意とする分野や強みもさまざまです。そのため、支援会社を選ぶ際には、自社が採用するマーケティング手法や依頼内容を整理しておかないと、ミスマッチが生じる可能性があります。
デジタルマーケティング支援会社の選び方
デジタルマーケティング支援会社を選ぶ際には、押さえておくべき重要なポイントがあります。自社に最適なパートナーを見つけるために、以下の点を確認しましょう。
自社の目的に合っているか確認する
まずは、自社が支援会社に依頼したいことを整理します。デジタルマーケティングは、自社ホームページの運用、Web広告、コンテンツマーケティング、SNS運用など多岐にわたります。支援会社が得意とする分野や強みもさまざまです。そのため、支援会社を選ぶ際には、自社が採用するマーケティング手法や依頼内容を整理しておかないと、ミスマッチが生じる可能性があります。
これまでの実績・評価を確認する
支援会社が自社の目的に適しているのか判断するためには、その会社がこれまでに手掛けたプロジェクトの実績やクライアントからの評価が重要な材料になります。支援会社の中には、取引先の情報や成功事例をホームページに掲載しているところがあります。実績が豊富な会社は多くのノウハウを持っているため、さまざまなニーズに柔軟に対応してくれます。特に、自社と同じ業界や似た規模の企業の取引実績があれば、有意義な提案を期待できます。
予算感が合っているか確認する
デジタルマーケティング支援には一定の費用がかかります。費用体系は会社ごとに異なるため、見積もりを取り、自社の予算に合うか確認しましょう。必要予算は施策数や媒体への出稿量によって大きく異なるため、まずは自社がデジタルマーケティングをする目的や目標を明確にして、方向性や範囲に見当をつけてから支援会社に相談するのが理想的です。
予算規模に応じて得意な支援会社は異なります。月額数十万円のWeb広告の運用に対応してくれる会社もあれば、ミニマムの予算を数百万円にしている会社もあります。
なお、安さだけで選ぶのは避けるべきです。低価格を追求した結果、必要なクオリティのサービスが受けられないのは意味がありません。費用対効果をしっかり検討することが重要です。
デジタルマーケティング支援会社の種類
会社によって沿革、規模、パーパスなどに応じて異なる強みをもったサービスを提供しています。以下に主要な支援会社の種類を紹介します。
コンサルティング会社
マーケティング戦略の策定から市場調査、運用、施策の改善まで、さまざまな施策を総合的にサポートしてくれます。充実したコンサルティングを受けられるため、特にマーケティングに必要な人材やノウハウが不足している企業にとって強力な支援者になります。ただし、サービスが充実している分、費用が高額になる点に注意が必要です。
コンサルティング会社は戦略や戦術を設計して事業計画を策定するまでを担当する会社と、施策実行や改善に伴走してくれる会社の両方がありますので、自社が任せたい範囲に応じて適切な会社を選びましょう。どんなに素晴らしい計画を立てても、それを推進しなければ成果は出ません。社内で実行して改善するサイクルを回す人的リソースが足りない場合には、実行まで担当してもらえる会社を選定してください。
広告代理店
広告代理店はマス広告やWeb広告の出稿をサポートする専門企業です。顧客と広告媒体の仲介、広告の制作・運用のコンサルティングなどを行います。広告代理店は主に以下の3種類に分類されます。
総合広告代理店:テレビ、新聞、Web広告などすべての媒体を扱い、広範囲なプロモーションを実施します。大企業向けの総合的な広告支援が可能です。
専門広告代理店:特定の広告媒体に特化し、専門性の高い支援を提供します。中小企業から大企業まで幅広い顧客層に対応します。
ハウスエージェンシー:特定の事業会社の広告を専門に扱う代理店で、主に親会社の広告業務を担当します。親会社以外から依頼を受けることもあります。
マーケティング支援ツールの提供会社
MAツール、営業支援システム(SFA)、顧客管理システム(CRM)、SEOツール、SNS分析ツールなど、マーケティング活動に役立つツールの導入・運用支援を行う会社です。独自のツールを開発している会社もあります。ITツールを活用して効率的にデジタルマーケティングを進めたいが、どのツールを導入・運用すべきか分からない企業におすすめです。
デジタルマーケティング支援に強い会社10選
デジタルマーケティングの成功には、信頼できる支援会社の選定が不可欠です。以下に、デジタルマーケティング支援に強みを持つ10社紹介します。
株式会社Sells up
株式会社Sells upは、BtoBマーケティングに特化し、企業のマーケティング活動を全面的にサポートします。リード獲得や育成から、営業支援ツールを活用した商談の取りまとめまで、一貫した支援を提供。マーケティングを初めて実施する企業や、現状の方法に限界を感じている企業向けに、正確なCV測定、市場・競合の調査、MAツールの導入など、多岐にわたる戦略を提供します。
サービス内容 | BtoBマーケティングに特化した戦略立案/施策実行支援、MA/SFAツール導入/活用支援 |
取引実績 | 日本テレビアート、SmartHR、CLUEなど、企業規模や業種を問わず多数 |
公式URL | https://sellsup.co.jp |
株式会社THE MOLTS
幅広いデジタルマーケティング領域に対応し、マーケティング戦略の立案、デジタル広告の運用、コンテンツマーケティング、データ分析などを総合的に支援します。多様な業界・業種のプロジェクトを手掛け、企業の状況や予算に合わせた柔軟なサポートが強みです。数多くの支援実績を公開しているので、支援会社選びの際に参考になります
サービス内容 | 戦略&プロジェクトマネジメント(新規マーケティング戦略立案、組織開発など)、デジタル集客(リスティング広告、SNS広告、ディスプレイ広告など)、サイトグロース&改善(コンテンツマーケティング、SEO、CVR改善など)、データ測定&分析(データ基盤の構築、アクセス解析など) |
取引実績 | 帝人株式会社、コンバースジャパン株式会社、RIZAPグループ株式会社など |
公式URL | https://moltsinc.co.jp/ |
株式会社電通デジタル
国内最大規模の総合デジタルファームです。マーケティング戦略の立案からデジタル広告運用、ECサイトやオウンドメディアの構築・運用、システム開発まで、幅広いサービスを提供しています。電通グループの豊富な人材、データ、ノウハウ、技術を活用し、クライアントの多様なニーズをハイレベルで満たします。
サービス内容 | トランスフォーメーション(ビジネストランスフォーメーション、新規事業/サービス開発支援など)、テクノロジー(クラウドインテグレーション、データ分析・利活用など)、コミュニケーション(デジタル広告・オウンドメディア・SNSの運用など) |
取引実績 | ソニー株式会社、京セラ株式会社、日本マイクロソフト株式会社など |
公式URL | https://www.dentsudigital.co.jp/ |
株式会社オプト
インターネット広告に強みを持ち、広告運用やデータ分析において高い実績を誇ります。リスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告、アフィリエイト広告、動画広告など、幅広いデジタルマーケティングサービスを提供。近年では、生成AIを活用したデジタルマーケティング支援を推進しています。データプラットフォーム『ONE's Data』をはじめ、多様なデジタルサービスも提供しています。
サービス内容 | Business(インハウス支援、経営支援、マーケティングコンサルタント支援)、Data(業界特化型マーケティング支援、ECモール支援)、Communication(広告クリエイティブ支援、CRO・SEO支援)、Customer(LINEマーケティング支援、CX開発支援) |
取引実績 | サントリーホールディングス株式会社、オルビス株式会社、日本駐車場開発株式会社など |
公式URL | https://www.opt.ne.jp/ |
株式会社サイバーエージェント
インターネット広告業界の先駆者として知られる大手企業です。広告運用からメディア運営まで幅広いサービスを展開し、AIを活用した広告クリエイティブの制作に強みがあります。また、SNSマーケティング、動画広告、SEOなど、あらゆるデジタルマーケティング手法を高いサービスレベルで受けられます。DX推進も手掛けています。
サービス内容 | メディア(インターネットテレビ「ABEMA」やブログサービス「AMEBA」などの運用)、インターネット広告(広告クリエイティブ・運用、アドテクノロジー)、AI(広告クリエイティブ×AI、マーケティング×AI、オンライン接客×AI) |
取引実績 | 三菱UFJ銀行、株式会社NTTドコモ、全日本空輸株式会社など |
公式URL | https://www.cyberagent.co.jp/ |
株式会社ウィルゲート
SEOを起点に、Webサイト集客からコンバージョン獲得までワンストップでサポートする支援会社です。SEO特化型SaaS「TACT SEO」を中心にコンテンツマーケティング事業を展開し、SEO効果に定評のある記事作成サービスも提供しています。また、DXコンサルティングやM&Aの仲介事業も展開しています。
サービス内容 | コンテンツマーケティング事業(Webコンサルティング、SEOコンサルティング)、セールステック事業(ソーシャルセリング支援コンサルティング、マーケティング・セールス領域の業務/人材支援、EC支援)、M&A(M&A仲介サービス「ウィルゲートM&A」の運営) |
取引実績 | 株式会社マイナビ、株式会社リクルート、株式会社ビズリーチなど |
公式URL | https://www.willgate.co.jp/ |
株式会社アイレップ
デジタルを起点とした総合マーケティングを支援している企業です。博報堂DYグループに所属しており、SEO、SNS広告、動画広告、アフィリエイト広告、リスティング広告など幅広いデジタルマーケティングサービスを提供しています。プロフェッショナルな専門家チームが戦略立案からワンストップでマーケティング支援を行います。また、オンライン・オフラインを統合したマーケティング調査やデータ解析など、データの利活用に関するサービスも利用できます。
サービス内容 | コンサルティング(DXコンサルティング、データ戦略立案)、リサーチ&アナリティクス(オンライン・オフライン統合調査、データ解析)、コミュニケーション・プランニング(フルファネルマーケティング施策、クリエイティブ・コンテンツ) |
取引実績 | 非公開 |
公式URL | https://www.irep.co.jp/ |
株式会社マクロミル
マーケティング調査の強みを持つ企業です。海外拠点を豊富に持ち、90以上の国と地域で1.3億人への調査が可能なネットワークを構築。マーケティング調査だけでなく、データを活用したコンサルティングや広告運用など、総合的なマーケティング支援を提供しています。強力な調査力と豊富なデータは、海外展開を含むマーケティング施策に大いに効果を発揮します。
サービス内容 | デジタル&データマーケティング事業(顧客の属性データや行動データを活用したマーケティング)、リサーチ事業(オンライン・オフラインのリサーチ、セルフ型アンケート、海外調査)、マーケティングプロモーション事業(プランニングから効果測定までのワンストップ支援、販促支援) |
取引実績 | LINEヤフー株式会社、株式会社バンダイ、仙台市役所など |
公式URL | https://www.macromill.com/ |
株式会社メディックス
創業40年の歴史を持つマーケティング支援会社です。豊富な実績とノウハウを生かし、デジタルマーケティング全体を一貫してプランニングする能力に優れています。特に、リスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告、動画広告などの広告プロモーションにおいて高い専門性を持っています。また、BIツールなどの活用支援も提供しており、デジタルマーケティングの自走を目指す企業にも適した相談相手です。
サービス内容 | 広告・プロモーション(リスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告、動画広告)、クリエイティブ設計・制作(Web広告制作、ECサイト構築・運用、SEO、コンテンツマーケティング)、データ活用マーケティング(データ分析支援、BIツール・GA4・CRMなどの活用支援) |
取引実績 | 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社、株式会社神戸製鋼所、AGC株式会社など |
公式URL | https://www.medix-inc.co.jp/ |
株式会社セプテーニ
電通グループの一員として、幅広いマーケティングソリューションを提供しています。デジタル広告を通じたDX支援、データの収集・統合、AI活用によるソリューション開発など、様々な支援を受けられます。電通グループとのシームレスな連携を活かし、総合的にマーケティングを実施できるのが強みです。
サービス内容 | 統合マーケティング(フルファネルマーケティング、電通グループとのアライアンス)、データ(顧客データの活用、AIソリューション開発、データサービス)、教育・育成(キャリア開発プログラム、オンライン学習システム) |
取引実績 | 非公開 |
公式URL | https://www.septeni.co.jp/ |
デジタルマーケティングとWebマーケティングの違い
Webページを通じて顧客に訴求するのが「Webマーケティング」です。対象となるのはWebページを閲覧する人々です。この手法は1990年代末に「ホームページ」が一般化した頃に使用され始めました。
一方で、デジタルマーケティングは、Web以外も含むデジタル技術を活用し、得られたデータを蓄積・分析して、市場調査、広告宣伝に活用する方法です。アプリやサイネージなど多くの顧客接点を利用します。デジタルマーケティングの概念は2010年代半ばから広まり、Webマーケティングを含むより広範なマーケティング活動を指します。
デジタルマーケティングの施策の種類
デジタルマーケティングには多様な施策があります。それぞれのメリット、デメリットを理解することで、効果的に活用できるようになります。
マーケティングオートメーション(MA)
MAツールを活用してマーケティング活動を自動化・効率化する方法です。顧客情報の収集・管理、メルマガやシナリオメールの配信、Webサイト訪問者の行動分析によるスコアリングなど、様々な施策を効率的に実施できます。
顧客の行動に応じたタイミングで連絡できるため、工数削減や効果的な顧客アプローチが期待できます。例えばリードが料金表や資料請求のページを繰り返し閲覧した際に、自動でメールを送信することが可能です。
月額費用がかかる、運用に知識が必要で手間がかかるといったデメリットがあります。また、集客増には貢献しないといった特徴があるため、集客がすでにできているサイトでないと効果がありません。他の施策で閲覧者数の母数を確保してから導入する必要があります。
Web広告
インターネット上で配信される広告を総称して「Web広告」と言います。コストパフォーマンスの高い運用には知識やノウハウが必要ですが、リアル広告に比べて効果を測定しやすく、購買意欲の高いユーザーを集客しやすいのが特長です。代表的な種類として、リスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告などがあります。
リスティング広告
ユーザーが検索エンジンに入力する検索ワードに関係した広告を検索結果ページの上部や下部に表示させる広告です。ユーザーはそのキーワードに高い関心を持っていると想定されるため、高い成約率を期待できます。
ただし、人気のキーワードを設定するとクリック単価が高くなってしまい、製品やランディングページによってはROIがマイナスになってしまうこともあります。調べ物をしている興味関心を持つユーザーを集客できる一方、検索しているユーザーには上限があるため、予算規模が大きくなると費用対効果が悪くなっていくというデメリットがあります。
ディスプレイ広告
Webサイトやアプリの「広告枠」に表示される広告です。バナー・テキスト・動画などの形式で表示されます。リスティング広告に比べるとターゲティングが広くなるので直接的な成果が出にくい部分もありますが、多くの人の目に触れやすく、潜在層に広くアプローチしたい場合におすすめです。
安価に多くのユーザーを集客できますが、成約率は低くなる傾向にあります。また、意図せず自社のブランド価値を毀損するようなサイトに広告が表示されるリスクもあります。
SNS広告
X(旧Twitter)、Instagram、LINEなどのSNSの広告です。ターゲティングを細かくできることや、情報の拡散を期待できることがメリットです。ディスプレイ広告同様、興味関心の薄い人も流入してくるため、成約率は低くなる傾向があります。また、広告をユーザーに拡散してもらうには高いクオリティが要求されます。
コンテンツマーケティング
記事や動画など、見込み客にとって有益な情報を載せたコンテンツを配信して集客につなげる手法です。コンバージョンに近いキーワード狙った記事で売上を増やすこともできますし、自社製品を紹介しないお役立ち記事を作成して潜在層のリードを獲得することができます。
コンテンツを通じて、自社やその業界に親しみや信頼感を持ってもらい、潜在層の関心を高めることができます。人気が出れば、毎日のように多数のユーザーを自社コンテンツに集客できるようになります。
時間はかかりますが少ない費用で開始できて、コンテンツを長期的な資産として蓄積していくことができます。ある程度まとまった数のコンテンツを作らないと成果がでないため、根気強く情報発信を続けることができる企業に向いています。
自社ホームページの運用
自社の基本情報を載せるコーポレートサイトなど、自社ホームページの運用もデジタルマーケティングの主要施策です。自社ホームページはブランディングに有効であり、他の施策やチャネルとの連携を強化するハブとしても活用できます。
特にBtoB企業では、導入事例やIR情報が取引先に信頼される要素になることが多いです。自社ホームページは、Web広告やSNS、サービスサイトなど他の施策とのハブにもなります。ただし、ホームページは制作後も、定期的な更新と改善が必要です。また、効果が現れるまでに時間がかかることがあります。
SEO
SEOとは検索エンジン最適化のことで、Webページが検索エンジンで上位に表示されるようにするための対策を指します。SEOをするには、キーワードの選定やコンテンツのクオリティ、Webサイトの構成など多様な施策が必要です。効果が出るまでには時間がかかりますが、上位表示されると高い集客効果を期待できます。
SEOに成功すれば、継続してユーザーの流入数が増え、長期で計算するほど費用対効果が高くなります。しかし、成果が出るまでには時間がかかり、試行錯誤が必要です。また、検索エンジンのアルゴリズム変更の影響で成果が大きく変動することあるのもデメリットとして考慮する必要があります。
動画マーケティング
BtoB製品でも動画マーケティングは急速に広まっています。製品の魅力を動画で効果的に伝えて顧客獲得や販売促進に繋げられます。また、製品以外の周辺情報も伝えることで認知の拡大にも効果があります。
動画を活用すれば、文章だけでは伝えにくい内容も視覚的に分かりやすく表現でき、魅力的な動画ができれば拡散も期待できます。また、動画は自社のWebサイトに掲載するほか、YouTubeやTikTokなどのプラットフォームにも投稿が可能です。これにより、自社の認知度向上やブランディングに貢献します。
一方で、本格的な動画制作には時間や費用がかかり、専門の人材も必要です。そのため、動画マーケティングには一定のコストが伴うことを考慮する必要があります。
SNSマーケティング
SNSに投稿して製品の認知を高め、販売促進を図る手法です。広告を出稿する場合と異なり、基本的に無料で利用でき、顧客と直接やりとりすることで関係を深めることができます。また、投稿が広く拡散されることで、知名度や集客力の向上も期待できます。
BtoBでも個人名を出してSNSを運用することで、リード獲得や商談獲得につながることがあります。質の高い情報を継続的に発信し続けることで、フォロワーが製品を必要としたタイミングで想起してもらえるようになれるかがポイントです。各SNSプラットフォームの客層や特徴に応じて使い分けることが重要です。
なお、不適切な投稿による炎上のリスクがあるため、会社としてSNSの運用ルールを定めておくことを推奨します。また、定期的な発信が必須なので、短期間だけ運用するキャンペーンのような活用には向いていません。
メールマーケティング
メールマーケティングは、古典的な手法ですが依然として強力なツールです。典型的な例としては、メールマガジンの一斉配信がありますが、近年ではマーケティングオートメーションにより、個々の顧客に最適化されたメールを自動で送信することも可能になっています。
例えば、リードの属性に合わせたステップメールや、閲覧したページの情報に基づくシナリオメールなどがその一例です。顧客のメールアドレスを獲得する方法としては、ウェビナーの開催、ホワイトペーパーの制作、展示会への出展などが効果的です。
メールマーケティングは比較的低コストで行え、効果測定も容易であり、閲覧されやすい点がメリットです。SNSや動画サイトなどでフォロワーに情報が届く率は、プラットフォームのアルゴリズム変更によって突然大きく変動してしまう可能性があります。一方で、メールは特定の事業者の行動に左右されることがなく、安定した到達率、開封率を実現します。
しかし、定期的に新しいコンテンツを作成する負担があります。また、メールが迷惑メールとして扱われて開封されなくなる可能性があります。近年、Gmailをはじめとして、メールプラットフォーム側が到達率に大きな影響を与える変更をしており、多くのユーザーに迷惑メールだと報告されることで、メールが正しく届かなくなってしまうことがあります。
名刺交換をした相手に一方的にメールマガジンを送るなど、送付先に許諾を得ないままメールを送ることは、プラットフォーム側からフィルタリングされるリスクが高まるため避けるべきです。頻繁にメールを送りすぎると、顧客に不快な印象を与える可能性がある点もデメリットとして挙げられます。
ウェビナー
ウェビナーは、「ウェブ」と「セミナー」を組み合わせた言葉で、インターネット上で開催するセミナーを指します。オンライン会議ツールを使い、自社の製品や関連したノウハウ・事例と共に紹介する場として活用できます。
ウェビナーは、会場の準備が不要で遠隔地の顧客も参加しやすいという利点があります。一方、集客力が課題になることが多く、参加者の集中力が続かず途中で離脱するリスクもあります。また、通信環境やシステムトラブルにも注意が必要です。
開催後にセミナー参加者を電話やメールでフォローすることが商談を増やすために重要です。ウェビナーにあわせてインサイドセールスのスケジュールを抑えておき、開催後に間を開けずに連絡することで商談化率を高められます。
AIチャットボット
AIチャットボットは、人間に代わってユーザーとのチャットに自動で応答するツールで、Webサイトに表示させることができます。ウェブサイトやアプリなどに搭載できます。従来のチャットボットは事前に設定されたシナリオに基づいてのみ応答していましたが、AIの進化により、柔軟で自然な対応が可能になりました。
基本的な問い合わせ対応をAIに任せることで、オペレーターの業務負担を軽減し、365日24時間対応が可能となり、顧客満足度の向上が期待できます。また、チャットを通じて適切な製品や資料を提案し、リードを増やすことも可能です。
AIチャットボットは複雑な質問には対応が難しい場合もありますが、よくある質問を学習させることで、ほとんどの問い合わせに対応できるようになります。年中無休の対応や待ち時間の短縮により、顧客体験を向上させることができます。
ホワイトペーパー
ホワイトペーパーは、リードに個人情報を入力してもらうための効果的な資料とし利用されることが多く、一般的にはPDF形式で提供されます。この資料には製品紹介、導入事例集、ノウハウ紹介、調査結果など、ユーザーの興味を引くコンテンツが掲載されており、リードの獲得に役立ちます。
ホワイトペーパーをダウンロードするユーザーは、自社に対する関心が高いと想定されるため、メルマガ、ウェビナー、インサイドセールスを通じて追加の有用な情報を提供することで、将来的な顧客化が期待できます。ただし、ホワイトペーパーは一度ダウンロードされると後から修正することができないため、提供する情報は慎重に精査する必要があります。
ホワイトペーパーの主な利点は、見込み客の情報を取得し、リード育成につなげられる点です。ただし、正確かつ質の高い情報を提供するため、制作に時間と労力がかかることがデメリットです。
最近では、ホワイトペーパーの閲覧に個人情報の入力を求めない会社が少しずつ増えてきています。これは、ホワイトペーパーの内容が優れていれば自然とSNSでの拡散や問い合わせにつながること、営業体制に余裕がなくホワイトペーパー経由のリードにアプローチする余裕がないことなどが理由として挙げられます。同業他社の実施方法を鵜呑みにするのではなく、自社の状況にあわせてフォーム入力を求めるかを決定することが重要です。
このように、デジタルマーケティングには多くの施策が存在しますが、自社に最適な施策を選び、それに精通したデジタルマーケティング支援会社を選ぶことが重要です。
まとめ
デジタルマーケティングには、自社ホームページの運用やWeb広告をはじめ、多種多様な手法があります。そのため、マーケティング支援会社を選ぶ際には、どの分野に強みがあるか、サービス内容や実績を十分に吟味することが重要です。特に、自社の業界や企業規模、期待する効果に似た実績を持つ会社なら安心して任せられるでしょう。
BtoBのデジタルマーケティングを展開したい企業には、株式会社Sells UPがおすすめです。Sells UPはBtoBマーケティングに深いノウハウを持っており、売上アップを効果的に支援します。ぜひお気軽にご相談ください。
リードジェネレーション、MA活用/ナーチャリングをはじめとしたBtoBマーケティングに関するご相談はSells upに
業種や企業規模を問わず、これまで約80社を支援してきたSells upが、貴社が描くゴール/成果に向けたBtoBマーケティングを支援いたします。まずは、貴社の目標/理想の状態やリードジェネレーション/ナーチャリングに関するお悩みをお気軽にお知らせください。